データベース『えひめの記憶』
中山町誌
第二節 犯罪・交通事故
人類にとって、犯罪や事故が無く平和で善意に満ちた世の中を作ることが理想であるが、不幸にして神ならぬ人間社会では、古今、洋の東西を問わず不正を追放し制裁や規制を無縁のものとすることはできないようである。
戦後、産業、経済、社会生活等の急激な発展に伴って犯罪が悪質・巧妙化して来ている。しかし、本町においては表7―4にあるとおり、凶悪犯や風俗犯が見られないのはせめてもの幸いである。
また一方、道路網の整備と車輛数が増大するに従って、交通事故は増加の傾向にある。ちなみに、全国の交通事故による死者は平成五年まで六年連続して一万人を超えている。中山町における平成五年の人口一〇万人あたりの事故率(表7―8参照)が他市町村に較べて高いのは、国道五六号の影響が大きいことは否定できない。しかし何よりも町民一人一人が交通ルールを遵守し、自分の身体は自ら守る心構えが事故率を減らす決め手になるのではなかろうか。
以下、本町に関する刑法犯罪発生状況及び交通事故発生状況について諸表7―2~8により掲載する。
表7-2 刑法犯少年の検挙補導人員 |
表7-3 刑法犯少年の年齢別検挙補導の推移 |
表7-4 刑法犯発生状況 |
表7-5 刑法犯の年次別発生状況 |
表7-6 窃盗手口別発生状況 |
表7-7 中山町の交通事故発生状況 |
表7-8 伊予警察署管内各市町村人口10万人当たりの事故率 |