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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇これからの宇和島かまぼこ

 宇和島から県外・市外に発送しているかまぼこは、先ほどのエソを使った高級かまぼこですので、「うまい」という評価があると思っております。宇和島かまぼこの特徴の一つは、食塩・調味料が少量であるということです。食塩は、弾力をつけるために必要最小限の量で、かまぼこ1kg (だいたい10本ぐらい)の中に含まれる食塩は15、6gです。減塩で魚の味を引き出しておりますので、かまぼこを作っている者としては、そのままか、ないしは薄口しょうゆを少しつけるような食べ方をしていただきたいと思っております。
 全国アンケートの中で、消費者の皆さんが最も関心度の高かったのは、「添加物が大変気になる。」ということでした。 10年前には、「添加物の少ない物を、今後とも求めたい。」が1番でしたので、我々としましても、先ほどから井上先生や河内屋さんが言っておられるように、宇和海の新鮮な地元の魚を使って、伝統の作り方でおいしさを保ちながら、また、現在の健康指向に合わせて、できるだけ添加物を減らしていくよう、業界挙げて、各企業それぞれが研究しております。
 私の所でも、この9月から、「防腐剤を使っていないてんぷらを欲しい。」という注文が入りました。これからは、防腐剤に頼らずに、衛生的にこしらえたら、宇和島かまぼこも、もっともっと見直されるのではなかろうかと、そんなふうに思っております。
 どうもありがとうございました。