データベース『えひめの記憶』
久万町誌
2 木材市場
久万町には、既に開設されている市場が三か所ある。森林組合では、昭和五七年の加工施設完成と同時に、原木のより高値販売を図るため木材市場を開設した。
昭和五七年三月から、菅生事業所の約七〇〇〇平方㍍の敷地でスタートした。しかしその後は出荷原木量が増大したため、市場機能が果たせなくなり、昭和六一年一二月、久万町大字露峰に市場を移転した。近年木材の需要は低下し、価格も低迷しているが、伐期の山林が増加するにつれて年々搬出量は多くなっている。
木材市場における取扱量の推移
昭和五八年度、一六、八七一立方メートル、五五七、四三六千円
昭和六三年度、三二、五五九 〃 八三一、二八七千円
現在の市場は、敷地面積、約三万平方㍍、木造平屋建の管理棟五四○平方㍍がある。
木材市場開設の総事業費 約一億七千万円