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瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)

(15)阿奈波(あなば)神社社叢(越智郡大三島町宮浦)

 御串山(みくしやま)は、宮浦港に突き出た半島で、その宮浦港に面した海岸に阿奈波神社がある。半島全体が照葉樹林で覆われており、県の名勝に指定されている。また一帯は瀬戸内海国立公園特別地域にも含まれている。
 神社までは陸づたいに行けるが、本来は船で参拝するものらしく、鳥居のそばに船着き場が作られている。この神社は、東方約1.5kmにある大山祇神社の飛地境内となっている。社叢(御串山)には、モチノキ・アラカシ・タイミンタチバナ・モッコク・ネズミモチ・カクレミノ・サカキ・クロキなどの樹木が生育し、林床にはツワブキ・ヒトツバ・トベラ・ジャノヒデ・テイカカズラなどが出現する。