データベース『えひめの記憶』
中山町誌
第二節 新しい年中行事
七草がゆウォーキング大会
昭和六三年 ヘルス・パイオニアタウン事業として開始されたものである。
一月四日以降の最初の日曜日に実施する。ウォーキングの意義等について学習し、準備体操をして出発する。それぞれ胸にゼッケンをつけ、三粁・四粁に挑戦し、帰ったら、七草がゆを食べながら健康について話し合う。参加人数は、一般成人一〇〇から二〇〇人位で、老人や婦人も多い。
ドンド焼き
一月一五日 中山小学校校庭で実施される。約一〇年程前から「町民コミュニティーづくり」として公民館主催で始めた。
朝薄暗い中から、前年のお札と正月のお飾りを持って集まり、青竹で組んだとうどの中に入れる。神事のあと、各年代の年男の代表が火矢を放って焼くのである。
参加者には、とうどで焼いた餅や神酒が配られる。参加者は、老若男女合わせて約一〇〇人である。
ホタル祭り
六月上旬の土曜日ホタル祭りが行われる。当初の会場はJR駅前広場であったが、広くて町の中央にある中山高校グラウンドに変更された。
町の青年層による「ふれあい夜市」音楽・郷土芸能・踊りなどが披露され賑いをみせる。蛍観賞小屋の人の列以外にも、豊岡落合い橋付近のホタル観賞には、町内外をはじめ松山方面からの客も多い。
昭和六二年から始まったホタル祭りは定着した。
栗まつり
「日本の中山栗」をアピールし、県内各地の人々に知ってもらい、中山の産業の活性化を願って実施される。平成六年は九月の秋分の日に、栗の里公園において行われた。出店も多く、栗の品評会や、栗に関する各種イベントがある。
町内は勿論、県内各地より多数の人出となった。昭和六三年頃に開始された。
健康まつり
健康と福祉の町、中山町を象徴するような行事である。一回目は生涯学習推進大会と共同であったが、二回目から、単独で開催した。
毎回、健康劇等を上演し、講演や各種の催しを開き、健康を考える一日としている。老人が主体ではあるが多数の参加者がある。
第六回からは「福祉のつどい」として実施している。
ふるさと祭り
以前より行われていた農業祭が装いも新たに出直したといった感じである。一一月の日曜日、中央ふるさと祭りが行われた。各種展示物・イベント等がある。
また、永木・野中・佐礼谷地区では、それぞれに特色のあるふるさと祭りが実施されている。午前中は学校側の学習発表会、一般の踊りや寸劇などで参加する。午後は、児童の作品展、大人の生花展や売店等も出て一日中賑い、校区あげての憩いの日となる。