データベース『えひめの記憶』
中山町誌
二、 保健活動 ①
本町の保健活動の主なものは、健康教育並びに検診による疾病の予防と早期発見である。住民の健康づくり健康保持のため次のような事業が年間を通して行われている。
(一)老人保健事業(医療以外の保健事業)
(1) 健康手帳の交付(配布・活用)
(2) 健康教育
イ、健康と福祉の座談会(夜間における各集落座談会)
ロ、保健福祉推進員研修会(健康づくりだけでなく福祉についても)
ハ、健康体操(生命の貯蓄体操の普及実践)
ニ、寝たきり予防教室(在宅の高齢者に寝たきりにならないための健康教育・リハビリゲーム)
ホ、さわやかシェイプアップ教室(成人病予備群を主に肥満者を対象に運動栄養指導)
(3) 健康相談
イ、集落巡回健康相談(集落を巡回して健康相談・食生活を主として)
ロ、フォロー健康相談(健診結果報告会、保健婦栄養士による個人指導)
ハ、ミニデイサービス事業(集会所等で高齢者の寝たきり予防の一環として身近な人達の世話でサービスする。)
ニ、在宅介護者の集い(介護者自身の研修啓発の支援活動)
(4) 検診
イ、基本検診(成人病の早期発見、日常生活の軌道修正成人病の予防)
ロ、がん検診(受診率を向上させ早期発見、治療すれば助かる、がんで死なない)
ハ、胃の個別検診(集団検診対象外の人に直接医療機関で胃透視する)
ニ、人間ミニドック(四〇・五〇・六〇歳の人を対象、佐礼谷診療所、中山診療所で一時人間ミニドック人り、成人病の早期発見)
ホ、フォローの状況(医師連絡票の発行、要精検、要医療、要指導に区分しフォーローする)
へ、骨そしょう症検診(中高年の女性を対象に骨密度調査を実施する)
ト、寝たきり訪問診査(健診にこれない寝たきりの人に医師による訪問診査)
(5) 機能訓練
イ、リハビリ教室(脳卒中後遺症の人に対し寝たきり防止)
口、リハビリ訪問(在宅で寝たきりにならないための家屋改造及びリハビリ指導)
(二)健康づくり
イ、健康まつりと福祉のつどい(毎年一一月第一日曜日に開催)
口、おふくろセミナー(成人病予防及び健康を維持するための食生活について学習)
ハ、七草がゆウォーキング大会(正月七日七草がゆをたべ、歩く運動の大切なことを学ぶ)
(三)精神保健
障害者とその家族が地域で安心して生活ができるよう支援する。
(平成四年四月から中山くりのみ共同作業所開所)
(四)母子保健
イ、乳幼児検診(乳幼児の心身の発達チェックと母親への育児指導により子供の健全な発育を促す。また、歯牙萌出時からフッ素塗布と歯科指導により、歯質を強化し、虫歯や歯周病を予防)
ロ、親子教室(療育相談)検診等でフォローの必要とされた子供に対し個別のチェック指導
ハ、遊々クラブ(育児学級)親子遊びや集団学習を通して仲間づくりをし、心身ともに健やかな子供を育てる
ニ、ハハハ教室(虫歯予防教室)保育園児、幼稚園児の歯の健康教育保護者の啓発
(五) 在宅ケア
イ、訪問看護(定期的な訪問看護婦による訪問看護をし在宅ケアの充実)
ロ、高齢者サービス調整チームの開催(高齢者にたいする総合的な検討)
ハ、日常生活用具貸出し(在宅介護の充実を図る。また介護者に無理のいかないようにするための用具の貸出しをする)
二、入浴サービス(家族での入浴介助か困難な人に対して家庭の風呂に入れたりポータブル浴槽を持参して寝たきりの人を入浴させる。)
(六)ヘルスパイオニアタウン事業パートⅡ
イ、リハビリヘルパー養成事業
ロ、ミニデイサービス事業
ハ、ビデオ作成「愛していますかあなたのからだ」
ニ、イキイキシルバーフェスティバル
ホ、おやじグルメ
ヘ、女性と骨セミナー
ト、食生活改善推進員
チ、エイズ研修会
図5-1 年次別受診率 |
図5-2 胃がん検診 |
図5-3 子宮がん検診 |
表5-5 成人病検診受診状況 |
表5-6 胃がん検診受診状況 |
表5-7 子宮がん検診受診状況 |
表5-8 乳がん検診受診状況 |
表5-9 検診の状況 (集団検診) |