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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇「北針研究会」の活動内容

 「北針研究会」の活動内容は、密航の地への顕彰碑建立とか、さらに小中学生の体験学習への参加募集とか、あるいは各地のイベントへの研究会の参加など、とにかく手当たり次第に顔を出し、私どもの気持ちを訴えて、理解者を求めて、今日に来ているというのが実情です。
 この6月にアメリカへ行ったわけですが、我々の真穴地区はアメリカの在住者が多うございまして、シアトルの県人会の方々、サンフランシスコの県人会の方々、そして口スの県人会の方々を含めて、約80名の方々と交流会を重ねて参りました。その中で、先ほど申し上げました我々の想いについてもお願いをし、また、アメリカでのネットワークを結ぶのにも加わっていただくことにも効果を上げてきたと思っております。その1ヵ月後に、八幡浜市長さんにも行っていただきましたし、ライオンズ、商工会、ロータリーの役員さん、議長さんの面々も行って、「天神丸」の漂着地点の市長と握手をし、将来の友好関係をこれから築きましょうという、前向きの方向になってまいりました。
 それで、これからの活動が一番問われるわけでございます。何度も申し上げますように、打瀬文化あるいは宇和海文化の継承のあり方や捉え方、さらにはこれからの子供たちへのつなぎ方という点で、もっと私どもの想いや願いが優先されるようになれば、活動も温かいものになるのではないか。偉そうなことを申しますが、このように考えております。
 地域にはそれぞれこういう豊かなものがございますし、愛媛学というものも、おそらくは地方の伝統や文化という豊かなものに目を向けようといったことでしょう。それぞれの地域の文化の、あるいは伝統の大切さが広がれば広がるほど、地域の活性化や、あるいは郷里の大切さが理解されてくる。私どもの活動はそういったものの原点だというふうに捉えております。引き続いて、積極的に展開していきたいと思います。