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わがふるさとと愛媛学   ~平成5年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅳ 肱川とくらし

■目 的
 大洲盆地に恵みをもたらす肱川と人々のくらしとのかかわりに焦点を当て、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から活動の実践例とその成果について発表を得、相互の討論を通じて、身近な地域学習「愛媛学」への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成5年9月11日(土)13 : 00~
 □場 所 大洲市役所2階大ホール
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~肱川とくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      大洲市・大洲市教育委員会
 □日  程
   12 : 30~13 : 00 受 付
   13 : 00~13 : 10 開講式
            挨拶(愛媛県生涯学習センター・大洲市)
   13 : 10~15 : 00 対談講演
              県外講師 米地 文夫
              地元講師 芳我 幸正
   15 : 00~15 : 10 休 憩
   15 : 10~17 : 00 ワークショップ〔研究発表と討論〕
             コーディネーター 芳我  幸正
                地元研究者 竹田  千尺
                      古岡  智稔
                      常磐井忠伽
                      古森  敏夫

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇米地 文夫(岩手大学教育学部教授)
   「山形学」「東北学」などの提唱者の一人で、郷土研究に造詣が深い。また最上川を中心とする河川交通にも詳しい。

 □対談講演(地元講師)・コーディネーター
  〇芳我 幸正(元八幡浜高校教頭)
   自然地理学を専攻し、県立高校教諭・教頭を務める一方、県の国土調査に地形担当として長年携わるなど、県下各地の調
  査研究に優れた業績をあげた。

 □ワークショツプ(地元研究者)
  〇竹田 千尺(大洲神伝主馬流師範代)
   大洲地方に古くから伝わる、大洲神伝主馬流泳法の技術を受け継ぐとともに、その歴史的背景等にも詳しい。
  〇古岡 智稔(元喜多小学校校長)
   美術に堪能で、大洲の生活風景などを描いてきている。絵を通じ大洲市の景観の移り変わりを記録にとどめており、肱川
  の変遷にも詳しい。
  〇常磐井忠伽(郷土研究家)
   生活者の視点で、肱川流域を実地に歩き、伝統的生活文化を総合的に調べ著作している。愛媛新聞出版文化賞受賞。
  〇古森 敏夫(古森石油店専務、第1回いかだ流し大会実行委員長)
   青年会議所の活動などを通じて、肱川の環境美化と活性化に取り組んでいる。これから肱川の文化を担っていく世代の
  リーダー的存在。