データベース『えひめの記憶』
伊予の遍路道(平成13年度)
第2節 仙遊寺から中山川への道
本節では、五十八番仙遊寺から六十番横峰寺への途中、中山川までの遍路道を取り上げる。仙遊寺から、五十九番国分寺までの主要な遍路道は二つある。一つは今治市新谷(にいや)から吉祥禅寺前を経由する道、もう一つは越智(おち)郡朝倉(あさくら)村にある竹林寺を経由する道である。国分寺を経て東予市の大明神川から横峰寺までの途中、中山川までの遍路道は大きく分けて二つある。一つは東予市内を通過する道、もう一つは丹原(たんばら)町を通過する道である。丹原町を通過する遍路道はさらに二つに分かれる。一つは丹原町内を通過し生木(いきき)地蔵正善寺を経る道、もう一つは西山興隆(こうりゅう)寺経由の道である。
この間通過する市町村は、越智郡玉川町、今治市、越智郡朝倉村、東予市、周桑郡丹原町の2市2町1村である。