データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

鬼北町

玉井卓一(1861~1924)

 愛治村長・県会議員。万延2年1月23日宇和郡上畑地村(現宇和島市津島町)吉良宗馬の次男に生まれ、明治7年清水村(現広見町)玉井安蔵の養子になった。養父は県会議員・衆議院議員を務めた。明治23年愛治村(現広見町)会議員に当選、大正3年1月まで6期連続当選した。明治27年2月愛治村長に選ばれたが、9月辞任した。明治32年9月~44年9月県会議員に連続3期在職、最初愛媛進歩党に所属したが、のち政友会に変わった。大正元年9月~4年5月再び愛治村長に就任して村政を担当、地方産業の振興、交通機関の整備、村有林の造成、区長の設定などを図った。特に愛治村経由日古線道路改修の実現に尽力した功績は大きかった。大正13年11月14日、63歳で没した。昭和3年愛治小学校下に記念碑が建てられた。(『愛媛県史 人物』より)


①玉井卓一翁記恩碑

①玉井卓一翁記恩碑

北宇和郡鬼北町清水(愛治小学校南)