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四国中央市

植松イマ(1875〜1946)

 明治8年~昭和21年(1875~1946)貯蓄の高揚に努めた地方改良功労者。明治8年7月香川県三豊郡和田村に生まれ、宇摩郡三島村植松米吉に嫁した。明治40年7月悪性網膜炎に侵され失明寸前であったが、京都帝大病院で奇跡的に全快した。失明を救われたのは国家社会の賜と悟るところがあり、瑞宝寺の近藤愚道和尚の勧めで貯蓄運動の高揚普及に身命をもって奉仕奔走、「貯金婆さん」と称されて、人を動かし地域の貯金率を高めた。早朝町内を一巡して反古屑を拾得してこれを売り、筆墨を買って貧困児童に与え、行路病者に医薬を投与してこれを看病するなど善行を重ねたので、大正6年地方改良功労者として異例の知事表影を受けた。昭和21年1月17日70歳で没した。昭和30年10月有志により伊予三島市の三島公園内に頌徳碑が建てられた。(『愛媛県史 人物』より)

①植松イマ女史頌徳碑

①植松イマ女史頌徳碑

四国中央市中曽根町(三島公園内ピクニック広場近くの駐車場付近)