データベース『えひめの記憶』
柳谷村誌
村誌の発刊にあたって
柳谷村議会議長 松本 正男
わたくしは、このたびの村誌の発刊にあたって、村民のみなさまにお歓び申しあげます。と共に、村誌編集関係のしごとにあたられた方々のご苦労に、心からの敬意と謝意をささげます。
私たちの村は、国道が二本も交わり、県道をはじめ、村道・農道・林道が網の目のように走り、水資源開発はつぎつぎにつづきます。自然のゆたかさ、人の触れあいのあたたかさにつつまれて、明るい生活環境はととのっていきます。
しかしながら、世のすすみにつれて、村民の生活はそのひろがりを増していき、生活活動のすべてが世界の大きい動きの波にかかわりを持つことになりました。村民の生業・経済活動のひとつひとつが、世界経済の波動をもろに受ける昨今であります。
この困難な中で村の将来を考えるとき、このたびの「村誌」の発刊は、時宜を得たものであると確信致します。私は、この「村誌」が、新しくすばらしい活力にあふれる柳谷村を築く一助となることを、心から念願するものであります。
昭和五十九年三月