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久万町誌

四 観光協会

 久万町観光協会は、昭和六〇年の四月に発足した。郡に観光協会ができてから三〇年後ということになる。その間は久万町役場内の産業課がすべてを取り扱っており、会長も町長でやっていた。五九年ごろから、産業課が片手間でやるようでは、成果が上がりにくいという声が高くなり、遅まきながら、六〇年四月に発足した。
 以来、魅力ある観光地づくりに、高岡晋作会長以下、懸命に取り組んでいる。もちろん産業課が永年取り組んでいたことを継承してのことである。
 観光資源の開発や特産品づくり、販売ルートの確立、PR等々に、一二五名の会員の総意を結集しての取り組みである。経済問題や政局の問題等に、講師を招聘しての講演会をはじめ、木のフォーラム等を開催し、全国から多くの参会者を得るなど、多彩なイベントに活躍している。
 また、今後の観光開発についての検討を行うと共に、先進国の視察や現地での研修会を開くなど、交流学習も強力に進めている。いろいろな活助を進めるなかで、宿泊部会と物産部会が生まれた。今後更に大きな発展を遂げるためには宣伝部会なども生まれるのではなかろうか。