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わがふるさとと愛媛学Ⅳ ~平成8年度 愛媛学セミナー集録~

◇小松町を取り巻く道の環境

 皆さん、こんにちは。
 道と文化とか、あるいは道と町づくりということで、与えられた時間が15分しかないので、あまり広範囲なことはしゃべれないと思うのですけれども、一つの考え方を簡単に述べてみたいと思います。
 現在、小松町を取り巻く道の環境を考えてみると、皆さんも御承知のように、四国縦貫自動車道は川内(かわうち)まで供用開始されていますし、国道11号、196号は、小松町の東から西、あるいは真中から北のほうへという形で、縦断横断しています。それに加えて、先程来、佐藤先生や正岡先生の話の中にもありましたように、今治-尾道の橋が、1998年(平成10年)度の供用開始に向かって、着々と進んでいます。今治から小松間の、高規格自動車道も1998年に小松-長沢(ながさわ)間の開通を予定しています。その道が、小松町の妙口のハーフインターで国道11号バイパスと接続する予定です。ただし、国道11号バイパスはまだできておりませんけれども、もう既に都市計画決定されており、10年か15年すればできる予定です。さらに高規格自動車道が、インターチェンジへ接続される予定です。そしてすでに、四国縦貫自動車道のちょうど中央公園の上には、サービスエリアが現在開設されているところです。
 今、四国でも、高速道というのが、縦貫道あるいは横断道ということで、だんだんと整備されてきているわけです。それからまた、国道194号の現在工事中の寒風山(かんぷうざん)トンネルが開通しますと、西条から高知へ1時間ちょっとで行けるのではないかというような状況になっているわけです。瀬戸内海には3本の橋がかかり、中国のほうでは山陽自動車道もでき、瀬戸内海から日本海へ向かう横断道も整備されつつあるわけです。そういう環境のもとに、小松町という1万人の人口しかない町があるわけですから、今後非常に便利になってくると、どうなるのだろうかなということを考えるわけです。