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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇これからの郷土料理

 郷土料理というのは、昔の食文化を残すというだけではなく、おばあちゃんと孫が一緒にすり鉢を囲んでするという、スキンシップをとおした家庭教育の点でも、大変有意義なことではないかと思います。
 大洲市には、有名な「いも炊(た)き」があります。鯛飯、さつま、ふくめんに比べたら、芋炊きは、里芋とかおあげとかをぶち入れて煮ただけの、本当に何ということのない料理なんですが、昭和41年(1966年)に観光事業化されて、今では毎年およそ5万5000人の方が来られるそうです。
 もっと素晴らしい郷土料理が宇和島にはあるわけですから、大洲の「いも炊き」のように季節を決めて、これを観光事業化できればいいなあと思います。それに、ハマチや真珠の養殖生産高が愛媛は第1位ですので、宇和島らしくハマチの照り焼きを加えるとか、開催期間中にクジをして真珠をプレゼントするとか、そういうアイデアを皆が出し合って、なんとか町の活性化にもつながるようになればいいなあと思っています。
 御清聴、どうもありがとうございました。