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わがふるさとと愛媛学Ⅲ ~平成 7年度 愛媛学セミナー集録~

◇愛媛学の趣旨 ―学と楽

玉井
 皆さんこんにちは。玉井でございます。どうぞよろしくお願いします。
 本日は、遠路はるばる石井先生が、この愛媛の地へ来られました。こういう機会はまたとないことだと思いますので、対談講演とありますけれども、主として石井先生からいろいろと海のお話をお聞きしたいと思います。
 最初に、愛媛学について、私のほうから少しお話させていただきたいと思います。
 今回、この愛媛学セミナーをおおせつかりました時に、一つ思い出したことは、江戸東京学、あるいは横浜学というふうに、それぞれの土地の地名を冠した、何々学というのを思い浮かべました。それは、地域学という言葉に置き換えてもいいかと思うんです。ただ地域学といった場合の「学」ですけれども、これは「学ぶ」という文字でなくていいのではないか、すなわち、「楽しむ」という「楽」であってもいいのではないかと私は思っております。
 これは、音を楽しむのが音楽であるように、愛媛を楽しむのが愛媛楽であってもいいのではないでしょうか。そういうふうに言ってしまいますと、お叱(しか)りを受ける場合もあろうかと思いますが、愛媛学のとっかかりとしては、愛媛を楽しむというところから出発してもいいのではないか、と私は思うわけです。