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伊方町

末光勝真(1885~1961)

 明治18年(1885)真穴村(八幡浜市)に生まれ、延岡中学校を経て教員養成所を卒業した。同36年磯崎小学校をふりだしに教育界に入り、19年間各地の学校に奉職したが、その途中、小中浦末光家の養嗣子となった。大正11年真穴第三小学校長(大島)を最後に教育界を退き、八幡神社の社司になった。郡神職支部会長・県神社庁教化部宗教連盟委員・県神社庁副庁長などの要職についた。また、少年団・青年団・善隣会などの育成に努め、民生委員として社会福祉事業にも力を尽くした。また「一心会」の会長に選ばれ、村民の融和と精神修養や、時間励行を呼びかけたり、郷土史関係の出版物を発行したりして、郷土発展と文化向上に貢献した。八幡神社境内に頌徳碑と時間励行記念碑が建っている。
 昭和36年(1961)6月1日死す。年77歳。(『伊方町誌』より)

①末光神水翁頌徳碑と時間励行記念碑

①末光神水翁頌徳碑と時間励行記念碑

西宇和郡伊方町湊浦(八幡神社境内)