データベース『えひめの記憶』
八幡浜市
二宮敬作(1804~1862)
蘭学者。宇和郡磯崎浦(現、八幡浜市保内町)出身。文政2(1819)年、長崎へ赴き、通詞・吉雄権之助(よしおごんのすけ)や美馬順三(みまじゅんぞう)に師事し、文政6(1823)年以降6年間、シーボルトに師事して信認を受け、シーボルトの江戸参観のときには助手として随行した。
後に、シーボルト事件に連座し、江戸構長崎払(えどかまえながさきばらい:江戸立入禁止、長崎退去)となる。帰郷後、主に宇和郡卯之町(現、西予市宇和町)で開業医として活躍し、シーボルトの娘イネの養育もした。宇和島藩主・伊達宗城に重用されたほか、高野長英や村田蔵六(大村益次郎)とも交流があった。(『愛媛人物博物館~人物博物館展示の愛媛の偉人たち~』より)
①保内町磯崎の記念公園にある像 八幡浜市保内町磯崎(国道378号沿い) |
②出生地に建つ碑 八幡浜市保内町磯崎 |
③西予市宇和町の住居跡 西予市宇和町卯之町(宇和先哲記念館付近) |
④宇和町卯之町雨山公園にある顕彰碑 西予市宇和町卯之町(宇和先哲記念館付近) |