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西条市

森田重吉(1837~1909)

 石田村の和紙製造は、国安村より約30年遅れて、文久二年(1862)森田重吉によって創業された。彼は、水呑百姓の多い石田村に天保八年(1837)貧農の家に生まれ、他家に奉公に出た後、近隣産の紙を行商するようになった。その紙質が悪いので、行商中も常によい紙の製造法を求め続け、ついに製紙業を始めた。いろいろ研究改良の結果、彼の印の紙は信用されて、名声は上がり産をなした。また、村内の人々に資本を貸し製紙業を誘導したので、紙漉村にまで発展し、村の経済は豊かになった。(『東予市誌 P.475』から引用)

①森田重吉彰功碑

①森田重吉彰功碑

西条市石田844、大智寺