面河村の神社の主たるものは、明治時代以降の村社である。それ以外の小さな神社は、集落の神社とでもいうか。その祭神は当然のことながら、移入祭神である。面河村草創の時代、当時の日本人の特性として、まず氏神の社を建て、その鎮守の森は、信仰、そして心の安らぎの場所でもあったのであろう。 現在の村内の神社は、旧村社を中心として、部落の氏神として、集落で運営されている。明治時代以降の宮司は、菅正旦そして小野義直、そして義直の長男小野義興が現宮司である。 次に、村内各神社の大要について述べてみる。