お月岩から約一〇〇メートル川上の左岸にある。お月岩と同一形式の景観である。 両者を通じて幅八四メートル、最高約七三メートルあり、川下のものが兜岩で全形が兜の鉢のようで多数の節理面と鋭角をもって交じわる縦の二種の割目とは兜に似た模様をつくり出す。 鎧岩の方は緩傾斜の節理面を垂直の割目が規則正しく切って鎧をほうふつとさせる景観を呈している。