父二峰の二名で、ボウスイチュウ・コムケシ・サンゴ・石灰藻などの、海の化石が発見されている。これらの化石は、約五〇〇〇万年昔の始新世の中ごろのものであり、したがって、この地層もそのころの、暖かい深い海の中で、できたことになる。この地層の下部は、巨礫岩で、古岩屋・岩屋山が有名であるが、土泥の辺りから、笠方にかけて広く分布している。