データベース『えひめの記憶』
面河村誌
二 気 温
年平均気温は一一・四度Cである。松山、高知と面河の各月の平均気温を比較してみると、次表のようになる。
冬期一月、面河・松山、面河・高知の気温の差は、四・三度Cと、四・五度Cで、夏期八月の場合は、それぞれ三・四度Cと、三・三度Cとなっている。つまり平均気温の差は四度C前後である。しかし、最低気温では約一〇度Cぐらいの差がある。例えば、松山の最低気温(-)五度C、面河の最低気温(-)一五度C(昭和三十八年)で、この差は一〇度Cもある。また面河では一日の変化をみても、昼間の気温が三〇度Cを超す時でも、朝方は一五度Cを示す状態の時もある。
これらから考えると、面河は松山・高知の両地方に比べて、年較差・日較差が大きい。最高気温・平均気温はあまり差がないが、最低気温の差は大きい。
夏は四国の軽井沢、冬は四国の北海道といわれているのもなるほどと思われる。