データベース『えひめの記憶』
久万町誌
5 常備消防 ①
ア 上浮穴消防本部、署の設立背景
昭和二二年一二月二三日、新しく消防組織法が制定され、市町村を単位とした自治体消防の強化充実が図られることになった。
郡部の町村においては地域周辺の市町村による組合立の常設消防を設置する方向も検討されはじめた。
時代は広域化、モータリゼーション化し、交通、労働、急病など複雑多面化する災害に備えて救急体制への取り組みが急務となりつつあった。
久万町においては、そうした時代の要請に答えて役場職員による救急業務を昭和五一年四月一日より二四時間体制で実施し、広く郡民の安心と安全を図っていた。この事が大きな要因となり組合立の常備消防設置の機運が急激に盛り上がってきた。
合わせて、昭和五二年四月、上浮穴郡五ヶ町村が常設消防の設置の政令指定を受けることができた。
イ 設 立
創立、昭和五三年四月一日
名称 上浮穴郡生活環境事務組合消防本部、消防署
規模及び所在地
消防本部、消防署は、久万町大字上野尻甲九〇番地
鉄筋二階建四三一平方米
救急車二台、消防車、小型動力ポンプ積載車、広報車、指令車各一台
美川分駐所 美川村上黒岩二九二〇番地
鉄筋モルタル造、七三平方米、救急車一台
小田分駐所 小田町大字町村甲三九番地の六
鉄筋モルタル造、八六平方米、救急車一台
全署員 二八名
組合長 河野 修 (久万町長)
組合議会議員 五ヶ町村長及び議長で構成
初代消防長 山下 岩男 (前松山地方局久万事務所長)
時の人口 二三九七九人
構成図 |
組合議会議員名(昭和六二年、六三年当時) |
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