データベース『えひめの記憶』
久万町誌
2 町税の決算等の状況
表は、昭和五三年度から六二年度までの一〇年間にわたる町税の決算等の状況である。
一〇年間の平均数値をみると、普通会計歳入決算額は三一億七七〇〇万円で、このうち町税収入済額は三億一八〇〇万円を示し、その占める割合は一〇・〇二%である。普通会計のうち、その一割前後が町税収入という傾向を示している。
全国的な傾向はどうであろうか。
昭和五九年に財団法人地方財務協会が発刊した「地方税制の基本的あり方に関する報告書」の資料にその状況が示されているので掲げてみた。
全国の市町村三二七八のうち、人口一万未満の町村は一四九〇である。これらの町村を税収の割合でみてみると、一〇%未満が五〇・九%で最も多く、一〇~二〇%が三七・〇%、二〇~三〇%が八・二%と続いている。
このような状況から久万町の町税は全国的にみて平均的な水準に位置していることがうかがえるのである。