伊予だけの自生地は、露峰の乙一二一五番地で、通称イヨス山と呼ばれている所である。 面積六六㌃に生えるイヨダケは、茎が直径ニミリ程度で真すぐに伸び、高さは二㍍にも達する細長い竹である。平安時代に書かれた「源氏物語」や「枕草子」にも「イヨスダレ」で出てくる。