名つけの日にうぶ毛をそりおとす行事である。新生児のうぶ毛をそり落とすとき、こめかみのところとえりあしに少し毛を残して他はそっくりそり落とす。これは黒髪のふさふさとした毛が生えるために一度はそり落としたほうがよいとされていたためである。また、頭の両横の毛を残すのは殿上人にあやかったもので、新生児の多幸を祈ってのことであった。