データベース『えひめの記憶』
久万町誌
一〇月
1 亥の子祭り
年によっては、一〇月の亥の日が、二回か三回ある。各家では都合のよい日に、餅をついて亥の子祭りをする。田植えを始めるとき、「おさんばいさんおろし」をやり、「おさんばいさん、きょうは田植えでございます。どうか亥の子のときにはもんてください。お餅をついて祝います。」といって祈っているので、恵比須さまにお神酒を供えてお祭りをする。
この日、夕方から藁を束ねて「いのこ」をつくり、子どもらが家々をついてまわる。そのお礼としてお金や餅をもらう。
2 鎌上げ祭り
稲刈りがすむと、その晩には鎌を全部集めて灯明をあかし、ご飯を炊いてさし上げ礼拝する。
3 千歯上げ祭り
稲こぎ機械ができるまでは、千尚を使用して稲をこいだ。鎌と同様にお神酒やご飯を供えて千歯祭りをした。