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愛媛県史 近世 下(昭和62年2月28日発行)

あとがき

 昨年度の通史『近世上』に続いて、今年度は通史『近世下』を発刊する運びとなった。編集方針については近世部会で討議を重ね、その成果に顧問の児玉幸多先生、総括監修者大石慎三郎先生の御指導を受けて、このような形にまとめることができた。
 児玉幸多先生は地方史研究の重鎮で、地方史研究協議会長、学習院大学名誉教授として公私ともに御多忙の中を御熱心に、未熟な私共の原稿を全編お目通し下さり、各所に御意見を記され、懇切な御指導を頂いた。これは終生忘れ得ない感激であり、近世部会関係者一同たいへん有り難く思う次第である。この御高恩に対し衷心より厚くお礼を申し上げたい。
 編集に当たった近世部会は伊藤義一 (伊予史談会副会長)が部会長を務め、構成員は次の通りである。

  委  員   池 内 長 良   元愛媛県立第一養護学校教諭
   同     景 浦   勉   伊予史談会会長
   同     斉 藤 正 直   愛媛県立西条高等学校教諭
   同     清 水 正 史   愛媛県臨時県史編さん部員
   同     高 瀬 一 秀   愛媛県立伊予高等学校教諭
   同     田 中 歳 雄   愛媛大学名誉教授
   同     渡 辺 達 矩   元愛媛県立津島高等学校長
  執筆協力者  赤 松   環   愛媛県立八幡浜高等学校教諭
  執筆協力者  岩 橋   勝   松山商科大学教授
   同     高 木 昭 作   東京大学史料編纂所教授
   同     高 埜 利 彦   学習院大学助教授

 執筆分担は後記の通りである。全体の調整には部会長が当たり、編集作業は臨時県史編さん部の森正康が担当し、清水正史がこれに協力した。
 本巻の刊行に当たり、資料の閲覧を快く承諾していただいた文書所蔵者各位をはじめ、東京大学史料編纂所・住友修史室・愛媛県立図書館・伊予史談会・川之江市立郷土館・同図書館・新居浜市立図書館・同郷土美術館・別子銅山記念館・西条市立図書館・同郷土博物館・小松町立温芳図書館・東予市中央公民館・岩城村公民館・関前村公民館・今治城管理事務所・今治市立図書館・今治史談会・中島諸島開発総合センター・大洲市立図書館・同博物館・宇和町立図書館・同歴史民俗資料館・吉田町立図書館・伊達文化保存会・宇和島市立伊達博物館・宇和島市立図書館等の諸機関並びに関係各市町村教育委員会の御懇情に深謝の意を表する次第である。

   昭和六十二年二月
                      愛媛県史編さん委員会 近世部会長 伊 藤 義 一