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愛媛県史 社会経済2 農林水産(昭和60年3月31日発行)

四 漁港


 漁港整備事業

 昭和二三年五月漁港法が制定され、以後の漁港整備は内閣が国会の承認をうけた整備計画に基づいて本格的に行なわれることとなり、昭和二六年~二九年までの四か年計画で開始された第一次整備計画に始まり、五二年~五六年の五か年計画で実施された第六次整備計画までの本県漁港整備事業実績合計は延七八一港、事業費四一〇億六、三〇〇万円である。さらに五七年~六二年までの第七次整備計画では延一五〇港、事業費四一九億七、四〇〇万円によって実施されることとなったが、これらの実績並びに計画概要は表13-15、表13-16のとおりである。本県には昭和五八年現在漁港法で指定されている漁港が宇和海に一〇一港、伊予灘に五一港、燧灘に四三港の計一九五港があり、漁港数は全国第三位である。この漁港の種類別内訳は第一種一六七港、第二種二三港、第三種三港、第四種二港となっており、県管理の佐田岬、宇和島市本浦の二港を除きすべて市町村管理となっている。
 また本県における昭和三二年以降五五年までの海岸事業実績は、延一八五港七八億七、四四三万円であり、さらに五六年~六〇年までの第三次海岸計画では延六四港、事業費七五億一、〇三〇万円が実施されることとなっているが、これらの事業概要は表13-17のとおりである。次に昭和二五年~五八年までの災害復旧事業実績は表13-18に示したとおりであり、この間合計で延三、四〇三件、事業費六一億五八万円の災害復旧事業が実施された。

表13-15 漁港整備事業の実績

表13-15 漁港整備事業の実績


表13-16 事業種類別7次整備計画

表13-16 事業種類別7次整備計画


表13-17 海岸事業の実績及び三次計画

表13-17 海岸事業の実績及び三次計画


表13-18 災害復旧事業

表13-18 災害復旧事業


図13-3 愛媛県の漁港地図 1

図13-3 愛媛県の漁港地図 1


図13-3 愛媛県の漁港地図 2

図13-3 愛媛県の漁港地図 2