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えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業Ⅶ -東温市-(平成26年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)

第3章 道や橋と人々の往来

 東温(とうおん)市は、徳島県徳島(とくしま)市から、香川県高松(たかまつ)市や愛媛県東部を経由して、松山(まつやま)市までを結ぶ幹線道路である国道11号や、四国縦貫自動車道(松山自動車道)川内(かわうち)インターチェンジが設置されていることなどから、交通及び流通の要衝となっている。また、松山平野最大の河川である重信(しげのぶ)川は古くから東温市域における陸上交通の妨げとなってきたが、昭和30年(1955年)以降、重信川に架かる橋が相次いで建設されたことによって、市域の陸上交通は大きく改善され、現在に至っている。
 本章では、国道11号の改修や重信川架橋の建設が、人々のくらしにどのようにかかわったのかを明らかにしようとした。