昭和18年7月21日から4日間降り続いた豪雨は、重信川流域にも大水害をもたらした。 この項では、重信川中流域で堤防が決壊した重信町拝志地区と、それによって家屋や田畑を流失した隣接の久谷(くたに)・荏原(えばら)地区(松山市)に絞り、聞き取りを中心にして、罹(り)災の様子を明らかにしたい。