データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

河川流域の生活文化(平成6年度)

第4章 川とつきあう

 川は、流域でくらす人々にとって、数々の恵みをもたらし、ふるさとの美しい自然を支える「母なる川」として存在する一方、ひとたび暴れだすと、人々の生命・財産を奪う恐るべき存在でもあった。
 本章では、そのような川と向き合ってくらしてきた人々の、川への畏敬(いけい)の念と、水害を克服してきた、流域の人々の地道な取り組みを明らかにするとともに、近年の河川環境の悪化に対し、美しい自然を取り戻し、川とのふれあいを取り戻そうとする人々の活動から、これからの川とかかわる生活文化のあり方を探った。