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身近な「地域のたからもの」発見-県民のための地域学入門-(平成22年度)

(3)聞き取り調査の実施

 約束をした時間に遅れないように、約束の場所までの交通手段や所要時間を事前に調べておき、時間どおりに訪問します。
 まずは、自己紹介をして、次に調査協力へのお礼を述べ、それから、調査の目的や内容を簡単に説明します。録音や写真撮影をする場合は許可を取ります。
 質問用紙に沿って、一つ一つ質問をしていきます。話の中でわかりにくい内容や用語がでた場合は、「○○はどのようなものですか。」「△△についてもう少し詳しく教えていただけませんか。」と再び質問しながら、理解できるまで確認をしていきます。
 聞き取り対象者が自分のペースで話を進める場合もあります。そのような場合は、話をじっくり聞きながら質問の答えをメモしていきます。話が一段落したら、まだ聞いていない質問をしたり、わからないことを聞いて確認したりします。たまに、話が調査内容から外れてしまうこともありますが、むしろ、そのときこそが聞き取り調査の醍醐味(だいごみ)を味わうことのできるときです。一見関係がないように思える話をきっかけに、予想もしなかった重要なことに気づかされたり、新たな発見や疑問が生まれたりすることがあります。聞き取り対象者から学ぶ絶好の機会ですから、じっくりと話を聞きましょう。
 調査が終われば、その場で感謝の気持ちを込めてお礼を言います。後日、改めて礼状を送ります。