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わがふるさとと愛媛学Ⅶ ~平成11年度 愛媛学セミナー集録~

□城辺町の短歌の流れ(吉田 信保)

 わたしは、江戸時代から現在までの、城辺町における短歌の流れについてお話しします。その前に、短歌について簡単に説明しますと、短歌とは、5・7・5・7・7の5句31音の形の決まった歌のことで、日本最古の歌集『万葉集』が編さんされた奈良時代ころに成立したと考えられます。以来、古今を通じて最も広く行われ、和歌といえば短歌を指すようになりました。わたしは、城辺町の文学の流れは、この短歌が主流であると考えます。