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わがふるさとと愛媛学Ⅶ ~平成11年度 愛媛学セミナー集録~

◇観光梅園への期待

 平成3年より、消費者との交流と消費の拡大を図るため、梅の開花時期に合わせた2月の最終の土曜日と日曜日の二日間、地区内の梅園や広場、集会所などを会場として「七折梅まつり」を開催しています。各種イベントやもちまき、お茶席などで皆さんに楽しんでいただいており、現在では、二日間で約2万人の観梅客でにぎわうまでになりました。また、この祭り以外にも、2月から3月にかけての約1か月間には、延べ約5万人の観梅客が梅園を訪ねてくださいます。こうしたことで、来年(平成12年)の梅祭りからは開催期間を3週間程度に延長してはどうだろうかと、地元では相談をしているところです。
 また、平成10年度には観光用として3.5haの梅園を新しく造成し、花の色が赤や白、ピンクなどの梅の苗木約2,000本を植栽しました。この梅園は梅の実を収穫するためのものではなく、梅の花を見に来てくださるお客様にもっと喜んでいただくためのものです。後5年もすれば色とりどりの梅の花が咲くすばらしい観光梅園が登場するでしょう。どうぞ楽しみに待っていてください。
 さらに、来年の梅の実の収穫時期には、新しく「梅干し教室」を開きたいとも考えています。6月上旬の土曜日に御家族などで梅園に来ていただき、小梅を収穫した後それを塩漬けにする。そして、次の週にはシソの葉を入れて、後は梅干しが出来上がるのを待つという段取りです。梅は古来より日本人の生活に欠かせないものです。最近では、自然に根ざした生活が見直されるようになり、自然食品としての梅干しの人気も年ごとに上がっております。来年の梅干し教室への皆さんの御参加をお待ちしております。
 以上で、わたしの発表を終わらせていただきます。ありがとうございました。