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わがふるさとと愛媛学Ⅴ ~平成9年度 愛媛学セミナー集録~

◇はじめに

久葉
 では対談講演を始めさせていただきます。
 まず最初、愛媛学の意義についてですが、お配りしました資料に、「学ぶ」と書いてある「愛媛学」と、それから、「楽しむ」という方の「愛媛楽」というのが書かれています。ですから、愛媛学というのは、地元の愛媛、あるいはこの宮窪町のことを学ぶ、そういうふうなことを意味するわけですが、それとともに、本来学ぶという意味には含まれていると思うのですが、愛媛を楽しむ、宮窪を楽しむという意味もあるのではないかと思います。ですから、楽しみながら、研究、と言うと大げさですけれど、自分たちの地元について、いろいろ深く考え、そして過去を振り返り、これから未来に向かって、自分たちがどう行けばいいか、そういうようなことを見つけ出していただけたらいいのではないかと思います。
 さて、対談講演の進め方なのですが、水軍関係については森本先生が大変な御専門ですので、主に森本先生にお話をしていただきまして、そのあと、私の方から、私自身がいろいろ疑問に思っていること、あるいは地元の方からこういうことを森本先生にお聞きしたいのではないかなということを、私が勝手ながら代表させていただいて、森本先生に質問して、それに森本先生がお答えいただくというふうな形で進めさせていただきたいと思います。
 それでは、森本先生、よろしくお願いします。