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わがふるさとと愛媛学   ~平成5年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅲ 日々のくらしを記録する

■目 的
 特別に記録されることもなく、時の流れとともに気付かないうちに消え去ってしまう「日々のくらし」を取り上げ、身近に貴重な調査対象があることや記録することの意義などを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から活動の実践例とその成果について発表を得、相互の討論を通じて、身近な地域学習「愛媛学」への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成5年10月23日(土)13 : 00~
 □場 所 愛媛県生涯学習センター
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~日々のくらしを記録する~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
 □日 程
   12 : 30~13 : 00 受 付
   13 : 00~13 : 10 開講式
            挨拶(愛媛県生涯学習センター)
   13 : 10~15 : 00 対談講演
             県外講師 須藤  功
             地元講師 池内 恵吾
   15 : 00~15 : 10 休 憩
   15 : 10~17 : 00 ワークショップ〔研究発表と討論〕
             コーディネーター 池内 恵吾
                地元研究者 今城 虎雄
                      上田 雅一
                      野本 和男
                      新田   好

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇須藤  功(民俗学写真家)
   庶民の生活史を調査して歩いている。とくに「ありきたりの普段のくらし」に焦点をあて、その記録に力を注いでいる。
  「写真でみる日本生活図引」編著者。

 □対談講演(地元講師)・コーディネーター
  〇池内 恵吾(愛媛放送報道制作局役員待遇局長)
   「えひめ人その風土」の制作に携わるなど、郷土の文化を映像記録に残すことに尽力。愛媛学シンポジウムパネリストの
  一人。

 □ワークショツプ(地元研究者)
  〇今城 虎雄(ふるさと金子を語る会事務局長、新居浜市)
   金子公民館を中心に、平均年齢80歳という会員の記憶をもとに70年前の金子小学校区を調査し「大正10年頃の住居図」
  にまとめて発行した。
  〇上田 雅一(映像作家、松山市)
   海外での各種映像コンクールでの入賞歴は50回に及ぶ。松山市街の変遷に関する著作「戦後-松山城下・町と人」など
  がある。
  〇野本 和男(えひめ路上観察友の会会長、松山市)
   町並みウォッチングを通じて、なにげなく見過ごしがちな日常生活の建築物・構造物等を観察し続けており、その中から
  庶民の生活全般を探っている。
  〇新田  好(写真家、元警察職員、八幡浜市)
   庶民の日常生活を撮り続け、「佐田岬半島作品集」「海と太陽の間」などの写真集にまとめて発表している。