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わがふるさとと愛媛学   ~平成5年度 愛媛学セミナー集録~

Ⅱ 来島海峡と今治のくらし

■目 的
 「来島海峡」にまつわる水軍や海運の歴史等を取り上げ、身近に貴重な調査対象があることを有識者の対談から浮き彫りにするとともに、地元在住の研究者から活動の実践例とその成果について発表を得、相互の討論を通じて、身近な地域学習「愛媛学」への参加を呼び掛けます。

■内 容
 □開催日 平成5年10月13日(水)13 : 00~
 □場 所 今治市中央公民館4階ホール
 □テーマ 「わがふるさとと愛媛学」~来島海峡と今治のくらし~
 □主 催 愛媛県生涯学習センター
      今治市教育委員会
 □日  程
   12 : 30~13 : 00 受 付
   13 : 00~13 : 10 開講式
            挨拶(愛媛県生涯学習センター・今治市教育委員会)
   13 : 10~15 : 00 対談講演
             県外講師 渡辺 則文
             地元講師 村上  貢
   15 : 00~15 : 10 休 憩
   15 : 10~17 : 00 ワークショップ〔研究発表と討論〕
             コーディネーター 村上   貢
                地元研究者 村上 正郎
                      鳥井   洋
                      柳瀬   潔
                      矢野 久志

■出演者プロフィール
 □対談講演(県外講師)
  〇渡辺 則文(広島修道大学教授、広島大学名誉教授)
   瀬戸内海の地域研究の権威で、広島・愛媛の島々を中心に優れた研究を行っている。(今治市出身)

 □対談講演(地元講師)・コーディネーター
  〇村上  貢(岡山商科大学教授、弓削商船高等専門学校名誉教授)
   瀬戸内海の海事史に詳しく、「来島海峡と海難」「芸予諸島の歴史と海運」などの分野の研究で知られている。

 □ワークショツプ(地元研究者)
  〇村上 正郎(今治史談会会長)
   郷土史について幅広く研究し、瀬戸内海と沿岸住民(とくに今治地方)の生活とのかかわりについて詳しい。
  〇鳥井  洋(桜井漆器会館社長)
   今治地方の伝統産業である桜井漆器を研究し、伝統技術の保存伝承に努め、また現代漆器についても造詣が深い。
  〇柳瀬  潔(音楽教育研究家)          
   今治周辺(島しょ部を含む)の民謡の伝播について研究しており、地域による微妙な違いなどについて詳しい。
  〇矢野 久志(水軍ふるさと会会長)
   水軍にこだわった地域おこしに情熱を注いでおり、卓抜したアイデアの持ち主で、実践力に富んでいる。