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宇和海と生活文化(平成4年度)

2 家庭生活に対する意識②

(3)老後の暮らし

 高齢化社会の波が急速に押し寄せてきている現在、老人世代と若い世代の同居は重要な問題である。今回の調査でも親と子の同居について聞いて見たところ、87.0%が肯定的である(図表2-2-13参照)。この数字は瀬戸内の調査結果(87.2%)とも非常に近い。そして、現実に同居している家庭は、回答者の51.8%である(図表2-2-14参照)。その理由としては「昔からの習慣で当たり前」69.2%と答えている。
 同居していない理由としては、34歳以下の層は「まだ若いから」39.6%は良いとしても、「気楽だから」が高年齢層ほど多くなっているのが気にかかる(図表2-2-15・16参照)。
 次に、将来の不安については、「老後の健康問題」50.1%と過半数の人が上げており、県や市町村への期待の第1位「社会福祉・老人対策」35.7%とも一致する(図表2-2-17参照)。次に、年齢層別に見ると、65歳以上の層が他の年齢層より「特になし」が43%以上と多いのが注目される。これは全国レベル(「89長寿社会」) 20.1%、県レベル(「89愛媛県政」)6.9%に比べて非常に高い。

図表2-2-13 同居の考え方

図表2-2-13 同居の考え方


図表2-2-14 親との同居率

図表2-2-14 親との同居率


図表2-2-15 同居の理由(年齢層別)

図表2-2-15 同居の理由(年齢層別)


図表2-2-16 同居しない理由(年齢層別)

図表2-2-16 同居しない理由(年齢層別)


図表2-2-17 将来不安に感じること(年齢層別)

図表2-2-17 将来不安に感じること(年齢層別)