データベース『えひめの記憶』

えひめの記憶 キーワード検索

宇和海と生活文化(平成4年度)

2 家庭生活に対する意識①

(1)暮らし向き

 10年前と現在と将来の暮らし向きについて、どのような意識をもっているか調査してみた。その結果を加重平均して見ると図表2-2-11のとおりである。全体としては、10年前はちょっと苦しくて、現在は普通、将来は10年前よりも苦しくなると答えている。
 また、これを年齢層別に見ると、20~34歳の層は「10年前は良くて、現在はまあまあ、将来は苦しくなる」と答え、35~49歳の層は「10年前はちょっと苦しかったが、今は苦しく、将来はもっと苦しくなる」と答えている。50~64歳の層は「10年前は苦しかったが、今はまあまあ楽になった。将来も10年前ほどは悪くはならない」とみている。 65~79歳の層は「10年前は大変苦しかったが、今は楽。将来は少し苦しくなる。」と答え、80歳以上の層は「今は大変良いが、将来は少し悪くなる」と見ている。

(2)満 足 度

 満足度について14項目の調査をし、その結果を加重平均して満足度指数を求めた(図表2-2-12参照)。それによると、「家庭の人間関係」42.1、「自然環境」32.9、「地域の人間関係」21.6、「住宅」19.5、「健康状態」15.5に満足している。その反面、「交通」-26.9、「教育文化施設」-16.0、「保健医療関係」-15.8、「収入」-14.4に不満を持っているようである。
 さらに、年齢層別にみると、当然のことながら健康状態については年をとるにつれて不満足となり、それに変わって65歳以上の層にとっては住宅問題に対する満足度が高い。しかし、若い年齢層ほどマイナス(不満足)の項目が多く、しかも、交通、教育文化施設、保健医療関係に対する不満足度が高い。

図表2-2-11 暮らし向き変化指数(年齢層別)

図表2-2-11 暮らし向き変化指数(年齢層別)


図表2-2-12 満足度指数(年齢層別)

図表2-2-12 満足度指数(年齢層別)