本節では県内の山間地域や平野部の農村地域の子どもたちについて、四国中央(しこくちゅうおう)市土居(どい)町関川(せきがわ)、今治(いまばり)市玉川(たまがわ)町、松山(まつやま)市荏原(えばら)、伊予(いよ)郡砥部(とべ)町高市(たかいち)、大洲(おおず)市上須戒(かみすがい)、北宇和(きたうわ)郡松野(まつの)町を調査地域とし、そこで子ども時代を過ごした人々から、当時の自然環境や人間関係の中で子どもたちがどのようにくらし、遊び、育ってきたかを探った。