データベース『えひめの記憶』
えひめ、子どもたちの生活誌(平成18年度)
はじめに
この報告書は、平成18年度のえひめ地域学調査研究活動の成果をとりまとめたものです。
愛媛県生涯学習センターでは、ふるさと愛媛をよく知り愛することを基本テーマとして、人々の暮らしや文化、産業など様々な角度から、「えひめ地域学」の研究を行っています。
今年度は、「子どもたちの生活誌」に焦点を当てて調査を実施し、戦前から昭和30・40年代の高度経済成長期を経て現在までを対象にして愛媛の子どもたちの生活誌をたどりました。
今回の調査では、それぞれの地域のすばらしさとそこで培われてきた「意思疎通のためのチャンネル」や「学びのためのチャンネル」のほか、かつての地域社会が持っていた「子育てやしつけを地域で支える仕組み」などを探ろうとしました。このような取組を通して、人々のくらしや文化には、ふるさとを愛してやまない多くの皆様の熱い思いが脈打っていることを実感することができました。
調査は、対象地域を幅広く、また、学際的に取り上げましたので、統一性や掘り下げが不十分な点もあるかと思いますが、さまざまな場で本書を御活用いただければ幸いです。
終わりになりましたが、今回の調査に御協力いただいた皆様方に改めて厚くお礼を申し上げます。
平成19年3月
愛媛県生涯学習センター