人間にとって住まいとは、単に雨露を防ぐだけでなく、寝食の場であり、心身ともに安らぐことのできる場所である。そして住まいには、つくる側と住まう側の双方が共有し、受け継いできたさまざまな生活の基層にかかわる文化がある。 本章では、えひめ地域の住まいがつくり出す景観から、さまざまな気候風土のもとでくらす人々の思いを探るとともに、過去から大切に受け継がれてきた住まいの文化について探った。