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えひめ、その装いとくらし(平成16年度)

序章 装いの文化へのいざない

 南北に長く四季が明確な日本では、それぞれの地域で自然条件や生活環境に適合した衣服が作られ、受け継がれてきた。人が衣服を着用し、装うという行動は、生活に根ざした基層文化の主要部分の一つである。
 本章では、装いの文化とは何かを探り、あわせて、本書で紹介する愛媛地域を舞台とした人々の高度経済成長期(昭和30年〔1955年〕~昭和48年〔1973年〕)ころまでの装いと暮らしについて概観した。