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えひめ、その食とくらし(平成15年度)

第2節 現代の食の文化

 本節では、現代の日本と愛媛の食生活を概観するとともに、県内の伝統食材や郷土料理をめぐるさまざまな取り組みとそれにかかわる人々の思いを探った。
 「1 現代人の食生活を探る」では、食料自給率の移り変わり、昭和から平成にかけて生じた食の簡便化、情報化などをたどりながら日本の食を概観した。さらに、県や保健所が実施した健康調査報告書や村全体で食生活改善の運動に取り組んだ面河村の事例を手掛かりに愛媛の食事情を探った。
 「2 よみがえる郷土の食材」では、上浮穴高等学校学校農業クラブの活動、宇和町米博物館の取り組み、松山市久米町の取り組み、重信町の**さんの取り組みなど、伝統食材の新たな可能性を追求しようとする試みを調査し、それにかかわる人々の思いを探った。
 「3 新しい郷土料理をつくる」では、新居浜市・松山市・宇和島市で、地元食材を使った新しい郷土料理の創作活動に取り組んでいる食生活改善推進協議会の活動を調査した。また、郷土料理作りを核とした地域おこしの取り組みとして、しまなみグリーン・ツーリズム、伊予市のふるさと料理フェア、大洲市の郷土料理研究グループによるまちおこしを調査し、それにかかわる人々の思いを探った。