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瀬戸内の島々の生活文化(平成3年度)

(8)両社明(りょうしゃみょう)神社社叢(越智郡宮窪町余所国)

 神亀5年(728年)に大三島宮より勧請したという。また御三女宮(ごさんじょのみや)と諸山野宮(もろやものみや)を奉祀して両社明神と称されたともいう。
 海に突き出た高台の上に神社があり、東は小学校の校庭に、北から西斜面は海に面している。全体が樹高4~8mのウバメガシで覆われている。ネズやシャシャンボ、アカマツなどが混生する程度で、出現種は少ない。斜面は急で土壌は乾繰しており、林床にはヒトツバが繁茂している。

写真2-1-10 両社明神社

写真2-1-10 両社明神社

平成3年12月撮影