イベント情報詳細

主催者 松山市教育委員会 管理運営:子規記念博物館
開催日時 令和04年04月29日(金)~令和04年06月13日(月) 午前9時から午後6時まで(展示室入場は午後5時30分まで)
開催場所 名称:松山市立子規記念博物館 3階特別展示室
所在地:松山市 愛媛県松山市道後公園1-30
電話番号:089-931-5566
FAX番号:089-934-3416
駐車場:22台(30分あたり100円)
交通案内:市内電車 道後温泉駅より徒歩5分 道後公園内
料金 観覧料 個人200円 団体160円 65歳以上100円 高校生以下 無料
内容 令和4年度春季特別展
子規の叔父、加藤拓川 -外交官から松山市長へー

加藤拓川は式の叔父で、外交官や松山市長として活躍した人物です。
拓川は、松山藩士・儒学者の大原観山の三男として松山に生まれました。父の影響で幼い頃から学問に親しみ、松山屈指の秀才だった拓川は、十六歳で上京して司法省法学校に学び、ここで終生の友となる陸羯南との出会いを果たします。明治十六年、拓川は旧松山藩主家の久松定謨とともにフランスに渡りますが、これに先立ち、状況を熱望していた甥の子規を東京に呼び寄せ、羯南にも引き合わせました。拓川は、子規のその後の人生の下地を作った上で、海外へ雄飛します。
渡仏した拓川は外交官としての第一歩を踏み出し、フランス公使館などに勤務し、松山人として稀有なキャリアを積み重ねていきます。若き日の子規にとって、拓川はまさに憧れの存在でした。また拓川は日本に帰国していた時期には病床の子規を間近で見守り、子規が勤める日本新聞社の社長だった親友の羯南とともに物心両面で子規を支えました。
子規と羯南の死後、拓川は新聞人に転身し、衆議院議員や貴族院議員を歴任します。また第一次世界大戦後のパリ講和会議に出席し、国際連盟協会の役員となって国際平和のために尽力するなど、拓川は世界的な視野に立って活躍します。最晩年には郷里の人々に推されて松山市長となり、病とたたかいながら市政の課題に取り組みまいたが、拓川のその姿は、闘病中の中で文学革新に挑んだ子規にも通じるものがあったといえます。
令和四年は、加藤拓川の百年忌の節目にあたります。そこで今回の特別展では、拓川と子規との交流や拓川の業績・人となりにスポットを当て、世界で活躍し歴史にその名を刻んだ加藤拓川の素顔に迫ります。
備考 休館日 5月10日・17日・24日・31日・6月7日(いずれも火曜日)
問合せ先 名称:松山市立子規記念博物館 住所:愛媛県松山市道後公園1-30 電話番号:089-931-5566 FAX番号:089-934-3416 Eメール:sikihaku@city/matsuyama.ehime.jp
情報提供機関 松山市立子規記念博物館

前のページにもどる

このページの先頭へ