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鬼北町

宇都宮光明

 明治43年12月31日、伊藤光俊(日吉村上鍵山)の三男として出生。昭和12年12月、宇都宮鶴次郎(旭村)の養子となる。
 昭和4年3月、県立松山農業学校卒業後、県蚕業吏員、三島村農業技術員を振り出しに22年4月、36歳で近永町長に当選、一期勤めた後26年4月には愛媛県議会議員に当選。以来連続8期32年間にわたり県議を勤め、建設委員長、特別委員長、副議長等の要職を歴任したち、38年と54年の2回愛媛県議会議長に就任。県政の発展と南予地域の開発に尽力し、近永病院の県立移管と施設の整備拡充をはじめ県立北宇和高校校舎等の改築整備を実現したほか町政の重要施策である統合中学校、町民会館、勤労青少年体育センター、好藤・近永両小学校等の建設推進と国・県道の改修整備促進のほか町政各般の懸案事項の推進に積極的な力を尽くし、町政の伸展に多大の貢献をした。林業界では24年から近永町森林組合長、36年には広見町森林組合長を勤め、42年からは県森林組合連合会会長に就任。全国初の木材市場設置をはじめ、林業会館建設、林業構造改善事業推進等、林業の振興発展に大きな業績を挙げている。50年11月地方自治功労者として藍綬褒章を受章。56年2月、広見町名誉町民の称号を贈る。同年11月永年にわたる地方自治功労により勲三等瑞宝章が授与された。(『広見町誌』より)

①宇都宮光明像と鬼北町役場庁舎

①宇都宮光明像と鬼北町役場庁舎

北宇和郡鬼北町近永800-1(鬼北町役場)