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宇和島市

簡野道明(1865〜1938)

 慶応元年~昭和13年(1865~1938)漢学者。吉田藩士簡野義任の于。江戸古田藩邸で生まれる。明治2年、帰郷し、狩谷檀斎(江戸中期の国学者)に私淑する父に学び、ついで森蘭谷、兵頭文斎に師事した。明治17年、愛媛県師範学校卒業。県内や兵庫県の小学校に7年勤務したのち、同29年、東京高師国漢専修科卒。東京師範学校教諭を経て、同35年東京女子高等師範学校教授。のち辞して中国に遊び、彼の地の学者たちと交わり、古書の採集、史蹟名勝の探求に専念した。以後、経学研究と辞典編さんに没頭した。『故事成語大辞典』など著書多数がある。大正12年,、20余年心血を注いだ『字源』を刊行、不朽の名著と称される。昭和13年2月11日死去,、73歳。墓地は東京小石川伝通院にある。(『愛媛県史 人物』より)


①宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館

①宇和島市立簡野道明記念吉田町図書館

宇和島市吉田町立間尻甲1802-2

②簡野道明頌徳碑「清慎勤」

②簡野道明頌徳碑「清慎勤」

宇和島市吉田町立間尻甲1802-2